末期の大腸がんを告白した俳優・今井雅之（５４）が降板した舞台「ＴＨＥ　ＷＩＮＤＳ　ＯＦ　ＧＯＤ」が２４日、神戸市の新神戸オリエンタル劇場で上演された。今井は舞台あいさつに駆けつけることを希望していたが、２１日・大阪公演、２３日・京都公演に続き、体調面を考慮して見送られた。

　関係者によると、大阪公演、京都公演と同様に劇場では来場がかなわなかったことをわびる今井のメッセージが音声で流されたという。

　今井は今月初めの東京公演（新国立劇場、５月１～５日）は連日、舞台あいさつを行っていた。２１日から来場を熱望していた地元関西３都市での公演が続いたが、現在も東京で療養中だという。

　同公演は、３１日に沖縄・沖縄市民会館で千秋楽を迎える。関係者は、今井の来場について「体調次第で相談して決めます」と説明した。