川島海荷 コント初挑戦でミニスカ

 女優、歌手の川島海荷(21)がBSプレミアムで6月12日にスタートする「七人のコント侍」第10期でコントに初挑戦する。21日、NHKで行われたメンバー決定記者会見では、コントで泥だらけにされたことも明かし、新境地への意気込みを語った。

 「恥ずかしいとかあるかなと思ったんですけど、芸人さんに負けないようにしようと思って。つぶされてたまるか精神で、アドリブでも『かかってこい』という気持ちでやっています」とベテラン芸人たちの向こうを張って力強く宣言した。

 実際、コントではボディコンのミニスカート姿になったり、共演するサンドウィッチマン・伊達みきおの母親役をやったりと、正統派なドラマではありえない役どころもこなしている。その中の一つが「泥まみれ」のくだりだ。

 川島を泥まみれにした張本人の伊達が明かす。「制作スタッフさんから、海荷ちゃんは泥だらけにしないでくださいと。事務所の人にもNGだと言われました。でも、僕はそれを振りだと思っちゃうんですよね。泥だらけにしました。彼女自身はあっけらかんとしてたんですけど」。川島にしてみれば「…。そうですねえ」と喜んで泥だらけになったわけではなかったようだが、伊達からは「こちら側に入ってきてくれる」と評価されていた。

 アイドルグループ「「9nine」(ナイン)として歌手活動もしながら、女優としてキャリアを積んできたが、今回、芸の幅を広げるためにコントに挑戦した。事務所担当者によると、今回の仕事について初めて聞いた時、川島は「そんなに実力のある芸人さんと共演できるんですか?」と喜んでいたという。今回共演するのは伊達のほか、アンガールズの田中卓志、ロバートの秋山竜次、NON STYLEの石田明、シソンヌの長谷川忍とやしろ優。いずれ劣らぬ実力者ぞろいだ。

 伊達からは「台本に書いてない相づちを入れてきてくれたりする」と対応力もほめられた。すると、川島は「心配です。コントのお仕事ばかり来たら」と切り返し、「嫌なのかよ」と伊達を苦笑いさせた。こうしたトークの引き出しには、早速、いい影響が出始めているようだ。

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