橋下氏 上西議員の騒動を陳謝
維新の党・橋下徹最高顧問(45)=大阪維新の会代表=は5日、大阪市内で街頭演説を行い、3月の衆院本会議を欠席した際の不可解な行動が騒動に発展した上西小百合衆院議員(31)の除名処分を報告すると同時に一連の騒動を陳謝した。
橋下氏はマイクを手にするや「まず最初に偉そうな話をする前にですね、皆さんにおわびとご報告申し上げねばなりません」と謝罪。4日に大阪維新の会と維新の党で除名(除籍)処分とした上西議員について「国民の皆さんが怒り心頭。あの国家議員と秘書の給料には、国民の皆さんの税金を充てることはできないという判断をしました」と説明した。
除籍処分を巡っては、「永田町の国会の感覚では『あんなことで除籍処分というのは重いのでは?』という感覚があるらしいですけど」と擁護派の存在を明かした上で、「大阪維新の会は税金の無駄づかいを改める。それが原点ですから、あの国会議員と秘書に皆さんの税金を充てることは絶対に許せないということです」ときっぱりと言い切った。
上西氏の家城大心秘書についてはテレビ局から取材を受けた際、巻き舌でどう喝まがいの発言をしたことで問題になっていた。
「大阪維新の会、(上西議員を)しっかりと除籍しました。まずはそのご報告と指導不足でご迷惑をお掛けました。本当に申し訳ありません」と繰り返し、聴衆に対して頭を下げた。
「いろんないきさつがありましたけど、いずれにせよ、ああいう国会議員はとにかく辞めてもらうということでしっかりやっていきたいと思います」と区切りを付けて、本題の大阪府議および大阪市議の公認候補者の応援演説に切り替えていた。
