上西議員 維新の党を除名処分

 維新の党から除名処分が発表された上西小百合衆院議員
上西議員の除名処分決定を報告する維新の党の松野頼久幹事長=大阪市中央区の維新の党本部
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 維新の党の松野頼久幹事長(54)は5日、大阪市内で会見し、3月の衆院本会議を欠席した際の不可解な行動が疑惑騒動に発展した上西小百合衆院議員(31)の除名処分決定を報告した。

 4日夜に幹事会と党規委員会を開催。本人にも弁明の機会を与えた上で、維新の党党紀規則に基づき除名処分を決定。また、維新の党国会議員団党規規則に基づき会派除籍処分も決定した。処分は4日付け。

 松野幹事長は「党紀規則の『党のイメージをダウンさせた』に抵触するであろうことと、彼女の政治家としての存立基盤である大阪維新の会に除名されたことも一つの理由」と説明した。

 特に問題視した点として、メディア対応の稚拙さを挙げた。上西氏の家城大心秘書がテレビ局から取材を受けた際に巻き舌でどう喝まがいの発言をした。松野幹事長は「非常によくない。特にカメラを通じて全国の皆さんにああいう映像が流れるというのもやはりよくない。今回の一連の報道を見ても、党のイメージを著しく損なっている状況」と厳しく言い放った。

 処分決定を電話で伝えたところ、上西議員は「そうですか。ご迷惑かけてすみませんでした」と謝ったという。同時に「どうしても任期をまっとうしたい」と辞職勧告には応じなかったという。

 衆院大阪7区(吹田市、摂津市)から立候補した上西議員は2期連続で比例で復活当選。松野幹事長は「議席を戻していただければありがたいと思いますが、今の制度ではどうしようもない」と苦い表情を浮かべた。

 党内では少数派ながら「処分が重いのではないか?」という意見もあったことを明かしたが、松野幹事長が「われわれの党の一つのスタイルとして、厳しく律するということである」と説明したところ納得したという。

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