マッサン放送終了でエリー号泣
NHK連続テレビ小説「マッサン」(月~土曜、前8・00)の放送最終日となった28日、大阪市中央公会堂にファンを集めて「『マッサン』最終回を見る会」が開催された。全国約7000通の応募の中から選ばれた視聴者800人が大型スクリーンで午後0時45分からの再放送をライブで観賞した。
大きな拍手と歓声に包まれた上映後は玉山鉄二(34)、シャーロット・ケイト・フォックス(29)、濱田マリ(46)、浅香航大(22)によるトークショーが行われた。舞台袖で最終回を観賞していた各出演者がそれぞれの思い出や撮影現場での裏話を語り合った。
朝ドラ史上初の外国人ヒロインを演じ切ったシャーロットは「(最終回を)初めて見た。いろいろなこと思い出した…ごめんね」と涙で何度も声を詰まらせながら日本語であいさつ。その後は英語で「泣かないと思っていたけど、できませんでした。ごめんなさい」と万感の思いを口にした。
キャサリン役の濱田も涙を見せ、鴨居英一郎役の浅香は号泣で何度も涙と鼻水をティッシュでぬぐっていた。シャーロットの通訳を務めた女性ももらい泣きしていた。
今回の物語でシャーロットが演じたエリーが他界しているため続編制作は難しい。玉山は「エピソード0(ゼロ)、僕とエリーが出会うまでみたいなものをできれば」と私案を披露。打ち上げ時に酔った勢いでNHK幹部に対し、遠回しに直訴したことを明かした。「せっかくいいチームに出会えた。どういう形か分からないですけど、また再会できることを願って、日々役者の仕事を精進したい」と“チーム・マッサン”が集合する日を熱望していた。