ローラ父、コート着たまま判決聞く

 タレント・ローラの父で、詐欺罪で起訴されたバングラデシュ国籍のジュリップ・エイエスエイ・アル被告に東京地裁は5日、懲役2年6月(求刑同)、執行猶予4年の判決を言い渡した。

 この日の第3回公判は、ジュリップ被告の遅刻によって開廷が遅れるという異例の不祥事に見舞われた。

 40分遅れで入廷したジュリップ被告は紺のパンツに黒いコート、マフラー、マスク姿で、コートを脱がないまま着席した。

 開廷後すぐ、裁判長が主文を読み上げた上で、「巧妙な手口で計画性があり、悪質性が高く保険制度の根幹を揺るがすもの。しかし各犯行において弁償し被害回復が図られている。前科はなく、反省の態度を示している」と判決理由を説明した。

 手を前にそろえてうつむき加減で聞いていたジュリップ被告、裁判長が「判決の内容は分かりましたか?」と尋ねたのに対して声は出さずにただうなずき、もう一度ただされて「はい」と答えた。

 しかしその後、通訳を通じて「もう一度判決を言って下さい」と主文を確認、さらには「執行猶予をもう一度言ってもらっていいですか」と執行猶予部分も再確認し、最後に「はい」と一礼した。

 ジュリップ被告は海外療養費約167万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われ、1月30日に開かれた第2回公判では検察側が懲役2年6月を求刑した。ジュリップ被告は容疑を認め、またローラは被害額を自分が弁済する意向を明らかにした。

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