8・6秒、デビュー諦めかけていた

 「ラッスンゴレライ」のリズムネタで大人気のお笑いコンビ、8・6秒バズーカーが1日、“母校”である吉本興業の芸人・タレント養成所「吉本総合芸能学院(NSC)」(大阪市中央区)大阪校の学院説明会で初講義を行った。デビュー11カ月での講義は史上最短。田中シングル(24)は養成所だけ通い、芸人としてデビューするつもりはなかったことを告白した。

 はまやねん(23)と田中の2人は13年4月入学の同校36期生。38期生となる今年4月入学希望者約50人を前に、田中は「僕は(NSCでの)1年で辞める予定だった」と告白。デビューはせずに学校だけでやめようと思った理由を「1000人も入学する(同期生の)中で抜きん出られるとは思ってなかった」と明かした。

 NSCでの生活は1年間。「可能性を試すというのは若いうちしかできない。1年間なので必死に頑張る。人生のうちにそういう1年があってもいいかなと思いました」と熱弁した。

 また、入学希望者には「面接であまりやばいことはしない方がいい。NSCは常識人を入れようとしているので、やばいやつは取ってもらえないです」とアドバイスしていた。

 講義を終えた、はまやねんは「僕らなんかでよかったんかな」とポツリ。それでも田中が「後輩は別に増えなくてもいいという本音がある」と言えば、はまやねんも「心の中でそう思いながらやってましたね」と本心をのぞかせていた。

 ただし、将来この日の受講者から大ブレークする後輩が出た場合には「『仕事ください』と頭を下げに行きます」(はまやねん)と変わり身の早さも見せていた。

 NSCは82年の開校以来、1期生のダウンタウンをはじめ、今田耕司(4期生)、雨上がり決死隊(7期生)、千原兄弟(8期生)、ナインティナイン(9期生)ら数多くのお笑いスターを輩出。大阪校は今年で創立32年、東京校は20年となる。

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