歌手・北島三郎（７８）が１７日、所属レコード会社・日本クラウンの「平成２６年度　日本クラウンヒット賞」贈呈式に登場し、後輩歌手らへ辛口ゲキを飛ばした。

　あいさつに立った北島は「昨年の紅白でクラウンから誰も出ていない。私は非常に悔しい思いをした。今年は何としても皆さんの力で輩出しよう」と強い口調で叱咤激励した。

　北島は一昨年限りで紅白を卒業。後輩にバトンを託したつもりが、昨年の紅白では同社所属の出場者はゼロになった。５０年を超える同社の歴史でも紅白出場歌手がゼロだったのは初めてで、同社第１号歌手であるサブちゃんにとっても屈辱的なことだった。

　それだけに「クラウンをいい方向に、大きくなってほしい」との思いから、お祝いの場ながらも後輩のためにあえて辛口の言葉を並べた。

　さらには、次なるスター育成に向け「作家の方や関係者の方、皆さんの力を合わせて頑張ろう。クラウンから本当のヒットを出そう」と熱く呼びかけた。