平泉成 改名の理由と経緯を明かす…

 名脇役として今やドラマ、映画に欠かせない俳優の1人、平泉成=ひらいずみ・せい=(70)が7日、NHK「土曜スタジオパーク」に生出演。平成に元号が代わる直前に、1年前に芸名を「平泉征」から同じ読みで「平泉成」に変えた理由や経緯について語った。

 1964年、19歳で大映京都第4期ニューフェイスに選ばれ、芸能界入り。大きな代表作もなく、同世代の仲間が次々と俳優の道を諦めていく中、転機が訪れたのは「平成」直前だった。

 「主役が松坂牛であればオレはそれにはなれない。ステーキの脇にあるダイコン(大根)やにんじん(人参)…根菜になってやろう。競争の少ないそっちを目指そう」と主役でなく脇役で生きることを決意。

 その少し後、本当の転機が訪れた。昭和から平成に元号が変わる約1年前、友達から呼び出された。「お前占いでよくないのが出てるよ、ちょっとこいよ」。出かけていくと、占い師から、芸名の「征」が運気が悪く、この字だと病気になる、「成」にしなさい、と言われたという。

 半信半疑で帰ったものの、ある時、ふと、「征は“征服する”のの征だな。これからは“平らな泉に成る”、穏やかな大人になる、って意味かな」と思い直し、占い師の言葉から「1週間」で改名したという。

 「芸名変えちゃって。それと(主役じゃなくてオレは)大根とか人参とか根菜になろうというのが重なって、すきっとギアチェンジできました」と転機を振り返った。

 平泉のその後の活躍は言うに及ばず。遅咲きの名脇役人生がスタートした。なお、平泉は、元号が「平成」と発表された際、略して「平(泉)成」と話題を集めた。

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