ダウンタウンの松本人志が２５日放送の「ワイドナショー」（フジテレビ系）で、１９日に復帰ライブを行った元極楽とんぼの山本圭壱について語った。

　まず、人を笑わしたいという思いや能力があり、需要もあるという点で、「ハードルはクリアしてると思う」とした。その上で、山本が０６年に起こした未成年女性との不祥事について、不起訴になっていることから「いやらしい書き方で不起訴になったとはいえごたごでという書き方をするけど、不起訴やから。この場合、おとがめなしなんですよ。あまり言い過ぎるとお前は芸人に甘いと言われるから言い過ぎると良くないですけど、僕は復帰してもいいと思っています」と復帰に支障がない、という考えを示した。

　ただし、元所属事務所の吉本興業との間で、「彼に手を焼いたのは事実」、「いろいろあった」としこりがあることも認めた。また、山本と電話で会話をすることもあるという。

　問題は山本が起こした不祥事の性質上、テレビに復帰した場合、広く女性に受け入れられるかどうか。松本は「なるほどなと思ったのは、女性の目はあるんですよね」と懸念。「彼の面白さが…。『反省して心を入れ替えます』って来ても、山本としての商品価値はどうかなって思う」と下ネタや過激な言動といった持ち味が損なわれないかを心配した。

　番組に出演していた芸能リポーターの井上公造氏は「舞台なら問題ないと思います。そこにお金を払って好きな人が見ているわけです（から）」と指摘した。