不二家のカビはどんな種類か?

 株式会社不二家フードサービス、株式会社不二家は26日、茨城県の不二家レストラン古河東本町店で製造・販売した「ショートケーキS」6個のうち、2個のスポンジに変色が認められていた件について、調査をしていた第三者機関から25日に変色がカビであったとする報告書を受けとった、と発表した。

 13日に製造・販売した同商品の変色について利用客から指摘があり、ツイッターなどで広まっていた。検出されたのは「クラドスポリウム属」と「ワレミア属」のカビだったとしている。

 東京都福祉保険局のウェブサイトに今回検出された2種類のカビについて記述がある。「ワレミア」については「チョコレート、カステラ、ようかん、干し柿など糖度の高い食品に発生する事が多いカビです。(中略)直径2から3ミリメートル程度の小さなチョコレート色の集落を形成します。カビ毒は産出しません」と説明されている。

 「クラドスポリウム」については、「風呂場の壁で見かける黒いカビがこの菌です。俗にクロカビと呼ばれ、住居内ばかりでなく、まんじゅう、ケーキ、野菜など様々な食品や衣類にも生え、暗緑色から黒色の集落をつくります。(中略)喘息などのアレルゲンとしても問題にされています」。実際に卵焼きに生えた「クラドスポリウム」の写真などが掲載されている。

 不二家レストラン古河東本町店での洋菓子製造については「原因究明及び再発防止策が講じられるまで、引き続き中止しております」としている。13日の事例以後に、同様のスポンジ変色の指摘は受けておらず、また他の店舗でも変色の指摘は受けていないとした。

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