山寺宏一 キャラ声で現場の雰囲気作り

 声優で俳優の山寺宏一(53)が29日、都内で行われた、女優・吉本実憂(17)主演の映画「ゆめはるか」(12月13日公開)完成披露試写会で舞台あいさつ。撮影現場でさまざまなキャラ声を駆使し、子役の緊張を和らげていたことを明かした。

 声優界のレジェンド的存在である山ちゃんだが、今作では俳優として、主人公の父親を演じた。現場では主人公の妹役だった高橋美波(8)を、声優を担当するアニメ「アンパンマン」のチーズやディズニーアニメ「スティッチ」のスティッチなど“持ちキャラ”の声で話しかけ、緊張を和らげてあげていたという。

 この日も共演の山村美智(58)から、スティッチの声を「やってみたら?」と振られたが、山寺は苦笑い。「本当はやったらいけないんですよ」と契約上の問題があることを示唆。「やったらいけないんですけど、やったらいけないものも家族のためにやりました」と、作品にかける意気込みのほどをアピールした。

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