橋下氏 野党の総選挙惨敗を自虐予告

記者団の質問に答える橋下徹市長=大阪市役所
記者団の質問に答える橋下徹市長=大阪市役所
2枚

 維新の党・共同代表の橋下徹大阪市長(45)は14日、安倍晋三首相が12月に衆院解散・総選挙を実施する意向を固めていることに「野党をボロボロにしてやれっていう意図もあると思いますよ」と分析。解散カードをちらつかされただけで野党側が右往左往しているとして「僕は解散しないというサプライズがあっても、おもしろいと思うくらい。野党の弱さがバレてしまい、もう相当効いてますから」と自虐的に語った。

 大阪市役所で記者団の質問に答えた。橋下氏は「このまんま野党がバラバラで(選挙に)突入していけば、(選挙協力で)候補者を一本化したところで、まあ自民党には勝てない。むしろ維新の党も、みんなも、次世代も比例票を落とすことは間違いない」ときっぱり。

 自身がとなえている、民主党の前原誠司元代表や野田佳彦元首相ら閣僚経験者の呼びかけで野党の一致団結があれば「維新も全員でのっかって一塊でいくし、相当な数になる」と改めて主張。「野党がひとつにまとまって、きちっとそれなりの改革集団の結集のようにみえれば、違った展開になるかもしれない」としたうえで「まあこの1、2週間の間に、それぐらいできない国会議員の集団が『国を変える』と言っても説得力はない」と断じた。

 橋下氏はまた「このタイミングで選挙やられたら野党は大変ですわ」とも話し、現在の野党の現状について「小渕さんの問題とか放置はできないが、あれだけ追及している中で、解散ちらつかされたら右往左往して、野党の弱さがバレてしまった」と嘆いた。

 一方で、解散・総選挙となった場合に、大阪都構想を巡り遺恨がある公明党の現職がいる選挙区から自身も立候補する可能性を示唆している橋下氏は「まだ決めてない。(決断の)期限は設けていない。まだ決めてませんもん。決めたときに説明します。どういう理由なのか」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス