モーニング娘。’１４をプロデュースするつんく♂が２７日、アルバム「１４章～Ｔｈｅ　ｍｅｓｓａｇｅ～」が２９日に発売されるのを機に公式ブログを更新し、モー娘。愛を語った。

　つんく♂は、喉頭がんがまた見つかり手術を受けたことを１７日に公表して以来初めて、ブログをエントリーした。

　その中で、新アルバムとモー娘。にこめた思いを切々と書き込んだ。

　「たくさんの作品を作って来れたのもモーニング娘。自身が常に進化、変化を続けてきたからだと思います。その時代とその時のメンバーが私に刺激をくれ、そして、私は何かを感じ、それを音にしてゆく…」、自分にエネルギーを与え続けてくれたモー娘。というものを、改めて認識した。

　それは現在のメンバーだけでなく、歴代のメンバーを目の裏に置いて浮かんだことだった。

　そのＯＧたちは今、決して平坦な道を歩んではいない。

　矢口真里が不倫、離婚騒動から復帰を探る一方、加護亜依は夫に刑事事件での逮捕状が出る身となった。

　つんく♂は新アルバムの中の「明日を作るのは君」を説明する中で、こう書いた。

　「メンバー達はたいてい１０代半ばまでにモーニング娘。になります。社会や学校のルールを学ぶ前にモーニング娘。や芸能界のルールの中で生活をしますね。そういうルールの中に居る彼女達も小さくまとまるのではなく、心自由に生きてってほしい、そう願います」

　ＯＧが騒動渦中にある中で、あえてつんく♂は今のメンバーが萎縮することなく「心自由に」生きてほしいと訴えた。モーニング娘。を心から愛するつんく♂だから、そう書かずにはいられなかったのだろう。