林先生 東進と摩擦生じ問題作成を降板

 大学進学予備校東進ハイスクールの人気講師・林修先生が、同校職員と考え方に摩擦が生じたため、模試の問題作成から降板していたことを21日、ブログで明らかにした。

 それによると林先生は今年の第1回東大本番レベル模試まで、現代文の問題は「僕が責任をもって作成いたしました」という事実を打ち明けた上で「その後もすべて作成するつもりでおりましたが、それが不可能な事態に陥りました」とトラブルの存在を示唆。「今回は(正確には今回以降は)、僕は一切作成に関わることはありません」と9月28日に実施される模試以降、問題作成には携わらないことを宣言した。

 降板の理由としては「東進の模試作成を担当する部署の職員たちと、模試に対する考え方の乖離があまりにも大きく、一緒にやっていくのは不可能と判断したからです」と、作成した問題の細部ではなく、基本的な考え方に齟齬が生じたようだ。

 具体的には、「少しでもいい問題を」とクオリティにこだわる林先生に対して、ある職員は「穴があかないことが第一だ」と、あくまで事務的に処理しようとしたことを、林先生は一例として挙げた。

 相手が一部署の職員とはいえ、「東進の模試は、東進という組織が実施しているものです。僕個人の考えを押し通すことはできません」と、林先生はこれ以上争うことなく矛を収めたという。

 今春から2本の冠番組が始まるなど多忙な林先生だが、東進での講師は従来同様務めており、たとえば夏期講習も昨年よりやや多いほどのコマ数をこなしたことをブログで伝えている。

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