「たかじん胸いっぱい」 現状で冠継続

 関西テレビは16日、大阪市の同局で改編記者発表会を行い、今年1月に他界した歌手でタレント、やしきたかじんさんの冠番組「たかじん胸いっぱい」(土曜、正午)を、10月以降も同タイトルのまま継続放送することを明らかにした。

 これにより、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜、後1・30)、テレビ大阪「たかじんNOマネーBLACK」(土曜、後1・00)と合わせ、生前にたかじんさんが司会を務めた在阪テレビ3局の3番組は、すべて今秋以降も冠継続が決定した。

 「‐委員会」は9月からニュースキャスターの辛坊治郎氏が司会に復帰。「‐NOマネー」も7月からメッセンジャーの黒田有が司会に就任し、タイトルを「‐BLACK」とリニューアルしている。

 「‐胸いっぱい」について、関西テレビの大澤徹也編成局長は「全く変えません。このままいきます。今の時点では『10月改編もこのままいこう』ということだけ確認して、それ以上の話はしていません」と現状スタイルの継続を強調。「たかじんさんの後を受けて、皆さんに頑張っていただいています。非常に視聴者の皆さんに支持を得ていると考えていますので、引き続き頑張っていただこうといことです」と説明した。

 1994年1月にスタートした「‐胸いっぱい」は20年以上放送されており、冠3番組の中では最も長い歴史を持つ。現在は大平サブロー、北野誠らが番組進行を務めている。

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