コヤソニ終幕 小声で「復活」宣言も…

 吉本新喜劇座長の小籔千豊の主宰で、08年から続いてきた歌と笑いのフェス「コヤブソニック2014」の最終日公演が15日、大阪市のインテックス大阪で過去最多1万2000人を集めて行われ、7回目となる今回開催で終止符を打った。近年は小泉今日子や小林幸子ら、ビッグネームも出演。今年でラストを予告して開催され、小籔は「去年から悩んで決めたことです。これで本当に終わります」と語り、幕を下ろした。

 08年に小籔と、お笑いコンビ・レイザーラモンによる下ネタラップユニット「ビッグポルノ」のPRを目的に始まったコヤソニ。しかし、この日のエンディングで小籔は、吉本新喜劇の若手時代、セリフもなかった「地獄の時期」に、レイザーラモンと3人でイベントを企画するも周囲に軽くあしらわれたことを告白。「あの時の、誰にも見向きもされなかった下っ端芸人の意地。あの悔しい思い。いつかみとけよと。お前もバイトやめろと言い合って、いつか、無茶苦茶の人の前でやったると。その思いが8割ぐらいでした」と、コヤソニを始めた根底にあったものを明かした。

 終了を決めた理由について「一応の目指していたものはクリアできたのかな」とも。「調子乗った芸人がせんでええことやったワガママにお付き合いいただき、7年間、ありがとうございました」と頭をさげた。

 今年は3日間で計3万200人を動員。最終日のこの日は、作曲者偽装騒動で、佐村河内守氏(50)のゴーストライターだった音楽家・新垣隆氏(44)も出演した。

 今後は吉本新喜劇の普及に力を入れることを宣言した小籔。ただ、終演時に最後に会場の大型スクリーンに流されたエンドロールの楽曲では、小籔の声でラップ調で「必ずコヤソニ復活するから」との歌詞が流され、こっそりと将来的な含みは残した。

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