歌手・小林幸子（６０）が１７日、東京ビッグサイトで開催された日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット（コミケ）８６」に初参加。このコミケ限定のＣＤ「さちさちにしてあげる♪」を自ら手売りし、用意した１５００枚を約３時間弱で売り切った。

　幸子のブースには、午前１０時開場と同時に１０００人以上の列ができた。その後も伸び続け、最終的に約３０００人が会場の外を建物を取り囲むまで列を作った。

　紺色の浴衣姿で頭に黄色のバンダナを巻いて登場し、会場入りの際には、商品が入ったキャリーバッグを自ら運び込んだ幸子。ブースでは、握手をしながら自らＣＤを手渡し、午後１時前の完売後は、屋外の列に自ら出向き、購入できなかった人と１人ずつ握手して回った。

　初のコミケを終え幸子は「皆さんと楽しむことができた。自分で作ったものを直接ファンの皆さんに届けるとことは、物作りの原点なのかもしれません。物作りをしている皆さんの熱意をとても感じました」と大きな刺激を受けたようだ。