河瀬直美監督 地元凱旋あいさつで笑顔
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映画監督の河瀬直美氏(45)が27日、大阪市内で、公開中の映画「2つ目の窓」の舞台あいさつを行った。
奄美大島を舞台に人と自然との共存、生と死をテーマにした同作は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され話題となった。地元の関西での“凱旋あいさつ”に登場した河瀬監督は「ただいま!奄美大島にルーツを求めて撮り、カンヌへ。みなさまの温かい心に支えられて今日ここへきました」と笑顔。
この日、舞台あいさつを行った大阪・茶屋町界隈が再開発された約25年前は、近隣の専門学校に通っていた河瀬監督は「ここで映画を上映するということは学生時代、夢のようなことでした」と振り返った。「本作で7作目ですが、3年に1度のゆっくりのペースですが、日本で、オリジナル脚本で、このように上映できるのは幸せなことだと思っています」と語っていた。