コシノジュンコ氏 TAO通じ日本の美発信

 大分県竹田町を拠点に、世界20カ国で600万人を動員したドラム・エンターテインメント集団「TAO」の東京公演「DRUM ROCK 琳と凜~美しき日本の姿~」が15日、東京・天王洲銀河劇場で初日を迎え、上演前にメンバーの西亜里沙(35)、水藤義徳(40)、岸野央明(30)、衣装をデザインしたコシノジュンコ氏(74)が会見した。

 武士道精神と琳派(安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した本阿弥光悦と俵屋宗達を端緒とする日本美術の一大流派)を融合させた舞台。メンバーは「内に秘めた優しさ、激しさを音で表現したい」(西)「時代は違うが僕らも太鼓という道を命がけでいる。侍に通じるものがあるのは確か」(岸野)とアピールした。

 2012年からTAOの衣装を手がけるコシノ氏は「琳派は金(の使用)が多い。そういった光をきちんと見せる。世界に、日本にTAOをあらためて発見させるのが使命かなと思う」と、コンセプトを解説。

 メンバーは「毎回驚かされる。重たそうに見えますが軽くて動きやすい。激しく動いても何の影響も出ない。フィットするし、演者として思い切りスイッチが入ります」(西)「毎回、こんなにズケズケ言っていいのかなと思うくらい、僕らの目線に合わせてやっていただいています」(水藤)と喜んだ。

 公演は27日まで同劇場で。TAOは2016年1月に約2週間の米ニューヨーク公演を行うことが決定。インドネシアのジャカルタからも招へいされているという。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス