竹田恒泰氏“皇族問題”を語る

 明治天皇の玄孫で憲法学者の竹田恒泰氏が15日、レギュラーを務める読売テレビのバラエティー番組「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜、後1・30)に出演。皇族の血縁原理について語った。

 「皇室を取り巻く現状」との話題で、竹田氏は現状に問題があるという立場を取り、「皇位継承を考えるときに、一番大切なのが血統の原理」と断言。「女系天皇、父方をたどったときに永遠に天皇にたどりつかない人が天皇になることになると、初めてになる。そんなの天皇じゃないっていう人が出てくる。これが問題なんですね」と語った。

 さらにヒートアップした竹田氏は、血統が途絶えないようにするために「皇族の数を確保するのが大前提になる」とし、「今いらっしゃる未婚の女性皇族方が、旧皇族の男子の中から婿を取るか、昭和22年に廃止された11宮家のうち、どれか1つでも2つでも復活させて皇族にする」と方法を提案した。

 竹田氏の出自は、自身が挙げた11宮家の1つである竹田宮一族にあたる。ニュース解説を担当したジャーナリストの長谷川幸洋氏から「もしかしたら、竹田さんの所もそうですよね」と水を向けられると、「当然、男系の血筋を引くわけですから」。さらに周囲から「竹田さんがもしかしたら天皇陛下に…」と振られたが、隣に座っていた評論家の宮崎哲弥氏から「スキャンダルがあるからだめ!」とバッサリ斬られ、苦笑いで「私が断りますのでないです」と話した。

 それでも、民間人として生まれた人間が皇族となることの是非については「まず、民間人から皇族になるのはよくある話。皇族男子と結婚すると女性は皇族になってるわけです。それが問題になるんですか?ということ」と、正当性を主張。「現在の皇后陛下だってそうですよ。皇太子妃殿下だってそう。そこで問題が提示されないのに、なぜ旧皇族の復帰、もしくは婿にはいるときに、この人民間に生まれたんじゃないかというのはまったくおかしな話」と強調した。

 また、旧宮家の未婚男子について問われると、「最近増えてきまして、私の世代で5名程度。最近よく結婚して子供が生まれているので、プラス5、6、7、8人ぐらいは増えている」と説明。「その中で(皇族復帰が)最も不適切なのは私です」と自虐で笑いを取っていた。

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