シンガーソングライター・宇多田ヒカル（３１）が２３日、イタリア人バーテンダーのＦさん（２３）と２３日、南イタリアのポリニャーノ・ア・マーレで結婚式を挙げた。宇多田側は写真を撮影されるのを阻止しようと、常にボディーガード７～８人が徹底ガードする厳戒態勢。詰めかけたマスコミから懸命に身を隠す中、デイリースポーツはその姿をキャッチした。

　宇多田は、胸元まで伸びた髪をアップにし、白い清楚な髪飾りを身につけていた。南イタリアの太陽によく映える、胸元が大胆にカットされた純白のウエディングドレス。袖にはレースがあしらわれ、余分な装飾のない、清楚でシンプルなドレスに身を包み、笑顔がこぼれた。

　挙式を前に宇多田側は、事前に招待客に挙式中の写真撮影禁止を通達するなどピリピリムード。この日は、報道陣、野次馬ら約３００人が教会前に集まったが、新郎とは別々に後部座席がスモークで覆われた黒いベンツのワゴンで到着した宇多田は、黒いタキシードに黒いネクタイ、黒いサングラス姿の警備員約８人に警備され、待ち受けた人々からはその姿が見えずじまい。

　さらにそれぞれのボディーガードが紙でできた白い傘を広げ、宇多田の姿を見せまいと完全ガードする作戦に出た。

　「日本のＰＯＰＳＴＡＲと南イタリアの青年」との結婚に沸く現地では、２人の姿を一目見ようと約３００人の野次馬が殺到。宇多田には「ｃｏｍｐｌｉｍｅｎｔｉ！（イタリア語で、おめでとう！）」と祝福の声が次々とかけられた。

　挙式後は、新郎の故郷・ファッザーノに移動し、披露宴を行うが、ここでもボディガードを配置するなど厳戒な警備態勢が敷かれることが明らかとなっている。

　なお、現地新聞では「日本のビヨンセ」などと紹介されたことなどもあり、この日は「（挙式に）ジェニファー・ロペスが来るんだって？」（タクシー運転手）とウワサが飛び交うなど、宇多田フィーバーとなっていた。