１７日に覚せい剤取締法違反（所持）の疑いで逮捕された人気デュオ「ＣＨＡＧＥ　ａｎｄ　ＡＳＫＡ」のＡＳＫＡ（本名・宮崎重明）容疑者について、テレビプロデューサーのテリー伊藤（６４）が１８日、レギュラー番組を務めるＴＢＳ系情報バラエティー番組「サンデージャポン」（日曜、前１０・００）でコメント。復帰後の仕事として、歌手の玉置浩二（５５）とのコラボを勧めた。

　テリーは「罪を償った後、玉置さんと一緒に仕事するのはいいと思う。玉置さんも今はぶっちゃけてるけど、すごく悩んだ時期もあるし、繊細でストイックな男。今はああいう風に面白いじゃないですか。ああいう人と一緒にやることで、人生の価値観が変わるんじゃないかと思う」と持論を展開。「戻ってきて、一緒にいい音楽やって欲しいと思う」と、ＡＳＫＡ容疑者の更正に期待した。ＡＳＫＡ容疑者は先月２９日、都内で行われた玉置のライブに飛び入り参加していた。

　また、ＡＳＫＡ容疑者とは親交が深いというテリーは、「ＡＳＫＡ容疑者は、時代の中で適応できないって部分ががある。何度も話をしたことがあるけど、九州出身の素朴な、普通の男ですよ。この人があのミュージシャンなのかと思うぐらい。ミュージシャンは、いつもいつもヒットしていかないです。その中で彼自身も苦しんでいたと思う」と、ＡＳＫＡ容疑者の置かれた状況を慮った。

　さらに「チャゲアスを１回離れて、ＡＳＫＡ１人でやってたときにも会ったんですけど、『新しい音楽を見つけたい』って話をしてて、それもなかなか叶わない。で、またもう一度一緒にやるというのは、彼にとって敗北だったのかもしれない」と、無念さをにじませた表情で話した。