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「美味しんぼ」大阪被害説のナゾを追う

2014年5月12日

「美味しんぼ」問題が大阪に飛び火。反論した橋下徹大阪市長=大阪市役所

「美味しんぼ」問題が大阪に飛び火。反論した橋下徹大阪市長=大阪市役所

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 また橋下市長の会見では、報道陣からも「受け入れた廃棄物は岩手県のものだったのでは?」との質問が飛んだ。これに橋下市長は「ええそうなんです(原発近くと)違うんですよ」と返したが、ただし「岩手だから安心だと言うと、じゃあ福島は問題なのか、という話につながってしまうし…」と反論材料にはできないことを漏らした。

 12日発売の同誌に掲載された「美味しんぼ」では、福島県の前双葉町長らが主人公らに「大阪で、受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お母さんたちが調査したところ」として「放射線だけの影響と断定はできませんが、眼や呼吸器系の症状が出ています」「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあったのです」と説明するなどしている。

 原作者側が完全フィクションを認めれば落着するが、橋下市長は「事実なら大問題だし、作者は『真実を伝えたい』と言っているし」と困った様子だった。

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