タレント・つちやかおり（４９）が割烹店店主と不倫関係にあると１日発売の「週刊新潮」で報じられことを受け、夫で元シブがき隊のタレント・布川敏和（４８）と、妻のつちやが１日、都内で別々に会見を行った。先行して会見したつちやはサバサバした表情で笑顔をまじえ、離婚の決意を表明。布川は妻の覚悟に「まさか」と動揺し、離婚に抵抗した。互いの言い分もすれ違っており、夫婦間の温度差ばかりが目立つ結果となった。

　この日、先手を打ったのはつちや。午前９時から会見し、終了後には、フジテレビ「ノンストップ！」に生出演。番組では午前１０時からの布川の会見を生中継しており、その会見について、つちやが唇をかみしめながら「私の非です」などコメントする異例の状況となった。

　その布川は、会見中、つちやがテレビに生出演して自分の会見を見ていることを報道陣から知らされ、「びっくり」と驚きを隠せず、大汗をかいた。

　後手に回った布川は、午後２時から読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」に東京のスタジオから中継で出演。つちやに先行される形となった会見について、「ぼくが午前１０時から会見するのは先に決まっていた。（昨日まで）彼女は後日会見すると思っていた」と明かし、「俺より先にやりたいのかな、と思った」とちょっぴり皮肉をまじえて語った。

　週刊誌側からは発売の２日前には連絡が入っており、その時点では、布川が発売日当日に会見を行うプランだったようだ。

　会見での表情も明暗を分けた。

　白地に花柄がプリントされたＴシャツにピンクのパンツと、春らしいウキウキした服装で会見に登場したつちやは、左手薬指に結婚指輪こそつけていたももの、割烹店の男性について「大切な方」と笑顔満面で答えるなど、完全に恋する乙女の表情。

　１年半前に別居をしたことについても「大きな覚悟を持って（家を）出た」と明かし、離婚の決意について聞かれると「そうとっていただいて構いません」ときっぱりと認めた。

　一方の布川は、トレードマークの笑顔は絶やさなかったが、言葉に詰まる場面も。相手の男性については「友達と聞いていた」とし、離婚については「初耳」と動揺。つちやが会見で離婚の覚悟を明かしたことを知らされると、「すぐには離婚をＯＫできない」と戸惑いを隠さなかった。

　つちやとは対照的に、大汗をかきながら「汗びっしょりですみません。ふらふらだ」と会場を後にした。

　つちやが中学生の次女を連れて家を出たのは２０１２年１２月２３日。布川によると「地方ロケから戻ると家から荷物がなくなっていた。その前から関係はぎくしゃくしていたけど、まさか出ていくとは」と寝耳に水の出来事だった。

　関係者によると、つちやは何度も布川に対し、離婚の覚悟を口にしていたというが、布川は会見で「（離婚の話はこれまで）全くでなかったですね」と首をかしげていた。

　夫婦の温度差は会見でも、その後のテレビ出演でもはっきりと見てとれた。

　布川夫妻は明治大学付属中野高等学校に通学していた頃から交際しており、９１年に結婚。長男で俳優・布川隼沙（２１）、長女でモデルの布川桃花（２０）、中学生の次女をもうけている。