つんく♂休養でどうなる?母校の入学式

 音楽プロデューサーのつんく♂(45)が6日、喉頭声帯がんであることを公表し、休養に入ることを発表した。つんく♂は4月5日に行われる母校・近畿大学(東大阪市)の入学式を全面プロデュースする初めての企画を進めていた矢先で、この日、近大では職員らが対応に追われた。

 現在、計画続行の可否を協議中だが、つんく♂側も母校のために何とか実現したい意向だという。

 近大によると、つんく♂サイドからは、この日、病状および休養に関する連絡が入った。近大の入学式は約7000人の新入生が出席する“マンモス入学式”で、毎年派手な演出で盛大に開かれることで知られる。今年はOBのつんく♂が、音楽プロデューサーが式典の全演出を手がける、全国で初めての企画を1月に発表し、注目を集めていた。

 開会の演出にはじまり、吹奏楽部が演奏する楽曲や、ダンスチームによる演出、さらには女子学生から選抜したユニット「KINDAI GIRLS」がお披露目され、パフォーマンスを繰り広げることも予定されている。すでに先月までにつんく♂から、吹奏楽部向けの楽曲や、ダンスチームの振り付けなどが提供され、練習も開始。今月中旬にはつんく♂が現場指導に訪れる予定だったという。

 近大広報部では「こちらに病状を伝えにくかったのでしょう」と理解を示した。ただ、今後の現場指導や、当日のつんく♂出席も難しい見通しだといい、現在、今後の計画続行の可否についてつんく♂サイドと協議中。準備は7~8割がた進んでおり、一応の実現メドは立っているというが、つんく♂が休養状態のまま細部のつめが可能かどうかなどを前向きに話し合い「一両日中に最終判断します」とした。

 つんく♂は大阪出身で、近大付属高から近大商経学部(現経営学部)に入学。91年に卒業した。

 昨年の入学式には、卒業後初めてサプライズゲストとして登場し、吹奏楽部のメンバーらと校歌を熱唱した。在学時はバンド活動と文化交流を図る200人規模のサークル会長を務めながら、ディスコで踊る日々だったことを告白。「東大、京大には勉強ではかないません。これはしゃあない」とつんく♂らしいトークを繰り出し、友人を増やすことの重要性と、何か1つのジャンルで誰にも負けない特技を磨き「なんでもいいから達人になれ」と、社会で通用する人間になるための秘訣をアドバイスした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス