現代アートの旗手が吉本新喜劇とコラボ
巨大ロボット“ジャイアント・トらやん”などの大型彫刻作品で知られる現代美術作家のヤノベケンジ氏と吉本新喜劇がタッグを組んだ「吉本新喜劇×ヤノベケンジ」の千秋楽公演が16日、京都市のよしもと祇園花月で行われた。
「アートと笑いの融合」をテーマにヤノベ氏があらすじを考案し、座長の内場勝則(53)とともにストーリーから演出までを手掛けた。劇中にはタイムマシンなども登場するなど、従来の新喜劇とはひと味違った展開に、客席も大いに沸いた。
エンディングでは、客席からヤノベ氏も舞台上に。「あらすじが難しかったのではと、いうところもあるが、新喜劇との融合ができたのではないか」と手応えを口にした。また内場も「また違うところでも、2回3回と出来ればと思います」と“再演”に前向きだった。
劇中のセットやタイムマシンなどの小道具を含む舞台芸術は、すべて京都造形芸術大の学生および卒業生が制作。過去にはAKB48の衣装も製作している大学だけに、クオリティの高さが目を引いていた。