蘭寿とむ 本拠地でサヨナラ公演開幕

大人の男の魅力たっぷりに熱演する蘭寿とむ=宝塚大劇場(撮影・石湯恒介)
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 5月11日に退団する、宝塚歌劇団花組トップスター・蘭寿とむのサヨナラ公演「ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-」(3月17日まで)が7日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で開幕した。劇団創立100周年イヤー初のトップ退団となる蘭寿は「集大成というより、これまで歩んできた道を見ていただきたい」と意気込んだ。

 原作は、20世紀のアメリカ文学を代表する作家、F・スコット・フィッツジェラルドの未完の長編小説。1930年代のハリウッド映画界を描き、蘭寿は“帝王”と呼ばれた敏腕プロデューサー、モンロー・スターを大人の男の魅力たっぷりに熱演し、観客を魅了した。劇中、次期トップスターの明日海りおが「次の時代は自分が作る」というセリフを言うなど、蘭寿の“卒業”を感じさせる作品となっている。

 併演はメガステージ「TAKARAZUKA夢∞眩(むげん)」。東京公演は、東京宝塚劇場で4月10日~5月11日まで。

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