「ＮＨＫ紅白歌合戦」（３１日、東京・ＮＨＫホール）

　ゴールデンボンバーが、まさかの替え玉パフォーマンスで会場をひっくり返らせた。

　歌唱前に、白塗りフェイスの樽美酒研二が「東京五輪に向けて体を鍛えています」と唐突に話し始めたのが、前振りだった。歌唱中、ボーカルの鬼龍院翔をのぞく３人がなにやら準備を開始。用意された鉄棒で樽美酒が大車輪をグルグル回り始めると、喜矢武豊と歌広場淳はバック転を決めた。思わぬパフォーマンスの完成度の高さに審査員全員が「１０」と書かれた札を上げたが、次の瞬間、ステージ上のスクリーンに「本人はこっち」の文字が…。

　すると、樽美酒ら３人がこたつに入った姿で別の場所から現れてネタばらし。最後は４人で土下座をしたところに、頭上からタライが落ちてくる古典的なオチで締めくくった。

　樽美酒ら３人と同じ背格好の体操選手を探し出し、起用したという。樽美酒はパフォーマンス後「うまくいきましたね。練習したかいがありました。してやったりではないですけど、うれしかったです」と満足げだった。