前所属事務所から専属契約などをめぐって損害賠償などを求める民事訴訟を起こされた歌手の美川憲一が１３日、関西テレビのトーク番組「快傑　えみちゃんねる」に出演し、トラブルが起きたときの記者会見対応の極意を熱く語った。

　美川は「記者会見のあり方というのがあって。いろいろな人を見てきたので『これは失敗の記者会見だな』とか分かるのよ」と話し始めた。

　美川は「私は囲み（の会見）があるときに横にいるリポーターの目を見て答えるのよ。自分が答えたことで足を引っ張られないようにぎりぎりのところで正直に言わなきゃいけないこともある。それを考えながらコメントするのって大変なのよ」と顔をしかめて極意を明かした。

　みのもんたが次男の逮捕を受けて会見したことにも触れ、「豪邸の前で記者会見するのもだめなのよ。反感買われるから」とダメだし。「あたしがみのさんだったら被害者の方、ファンの皆様に、自分の息子の不祥事に対して本当にお騒がせして申し訳ございませんとまず謝罪しないと。そういうところがなかったじゃないですか」と批判的に分析した。

　また、正式な会見だと報道陣がテーブル席に着席することにも触れ、「（記者がいすに）座ってやると記者さんがあっちからこっちから質問してくる。囲みが一番いいの」と得意そうに話した。