山田洋次監督 高倉健受賞を喜ぶ
俳優の高倉健(82)が2013年度の文化勲章を受賞することが決まり、山田洋次監督が25日、祝福コメントを発表した。
「映画人として文化勲章を受章されたことが、とてもうれしいです。日本人は、高倉健という典型的人間像を持っています。それを作り出した健さんは、自分自身の人生と人格もそれに重ねてしまった。そんな俳優は滅多にいません。彼は戦後の、飢餓時代を知っているからこその飢えた目を持っています。その鋭い目を保つために、今でも努力を続けていると思います。本当は、おめでとうと言いたいが、どんなに恥ずかしそうな顔をするか。それを想像すると言葉が止まってしまいます」。
山田監督は、高倉が主演した映画「幸福の黄色いハンカチ」でメガホンをとった。最新作「小さいおうち」は来年1月25日に公開予定。
