華原朋美、仏様の前で懺悔ライブ

 歌手・華原朋美(39)が14日、京都市の東寺で開かれたコンサート「第26回 音舞台」に出演。昨年12月に約6年ぶりに芸能界復帰した華原は、名刹(めいさつ)を舞台に行われたステージで、過去の自分について「とても残念な人でした」と懺悔(ざんげ)し、今後は家族やファンへの恩返しのために歌うことを誓った。

 金堂や五重の塔がライトアップされ、神聖な雰囲気に包まれたステージで、華原が過去の自分を“成仏”させるべく、語りはじめた。

 まずは「昨年の12月に約6年ぶりに芸能界に復帰させていただきました」とファンに報告。さらに「まあ、私の人生ってなんでこんなに色んなことがあるんだろうと思いました」と続けた。

 神妙な顔になった華原は「ある人と出会ったことで、私の人生はものすごく変わって、憧れられるような存在になりました」と恋人だった小室哲哉のプロデュースを受け絶頂にあった90年代後半を振り返った。

 しかし華原は「あの頃の私は、いろんなことを勘違いしていて、いま思い返せば、とても残念な人だったと思います」と、当時の自分を振り返り強烈な“懺悔”をはじめた。

 そのうえで「神様があの頃の私をみて、怒ったんだと思います。私にバを与えたんだと思います」と語り、07年以降の芸能活動休止について「そのあとは、生きるか死ぬかでした。大変な人生を送ることになりました」と、薬物依存で苦しんだ休養中の心境を明かした。

 家族の献身的な支えもあって、薬物依存を断ち切って昨年12月に復帰。華原は「そんなこともあって、勘違いしていた自分から、まだ100%ではありませんが、まともな人間に戻りつつあります」と涙で声を詰まらせながら現状を語り、「せいいっぱい恩返しをしたいです。一生懸命に、尽くしてくれた方々に感謝の気持ちを込めて、恩返しのためにがんばっていきたいです」と再起を誓った。

 華原の“激白”に、会場からは「朋ちゃん、おかえりー!」「がんばれ!」などの暖かい声援が飛んだ。

 「すばらしいステージで歌うチャンスを与えていただきました」と感謝した華原は、今年4月に7年ぶりに発売したシングル曲「夢やぶれて I DREAMED A DREAM」など3曲を、力強く歌いあげた。

 出演後、華原は「振り返ったら仏様がいらっしゃる。とても正直になれる、素直になれる場所だなとパワーを感じました」と感想。

 この日歌った、「I believe」と「I’m proud -2013 Orchestra Ver.-」は「これから先の人生も一緒に歩んでいく曲」と話し、「夢やぶれて‐」は「絶望の歌で、自分と重なる部分があるなと改めて思いました」と語った。

 「音舞台」は、毎年秋に京都や奈良の名刹を舞台に行われる恒例ライブ。華原のほか、福原美穂、エヴァ・マリら全6組が出演した。

 このもようは10月14日にTBS系「東寺音舞台~秘密の扉が開くとき~」(午前9・55)で放送される。

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