2013.08.31

仲代達矢　北村一輝と「究極の家族愛」

初日舞台あいさつに登場した（後列左から）寺島しのぶ、北村一輝、小林政広監督、仲代達矢。手前は大森暁美＝東京・渋谷のユーロスペース

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　俳優・仲代達矢(80)が31日、都内で主演映画「日本の悲劇」の初日舞台あいさつに、共演の大森暁美(77)、北村一輝(44)、寺島しのぶ(40)と登場した。

　残りわずかな命を悟った父親（仲代）が、自室を封鎖し食事も水もとらずに生活することで、失業中で自分の年金頼りの生活を送る息子（北村）に対し、自分の思いを体を張って残そうとする物語。仲代は「長い間、俳優をやっているけど、こんなシナリオに初めて出会った。究極の家族愛の物語だと思う」と作品の魅力を語った。撮影では、「ほとんど打ち合わせもしないでやった。リハーサルかと思っていたら本番だったりした」と裏話も明かしていた。