８日から小型ヨットで太平洋横断に挑戦する、フリーキャスターの辛坊治郎氏（５７）が７日、読売テレビのレギュラー番組「朝生ワイド　す・またん！」（月～金、前５・２０）に出発前最後の生出演。この日、共演者から寄せ書きの旗をプレゼントされ「幾多の困難を乗り越えてここまできました」「ぼちぼち行ってまいります」と照れくさそうにあいさつした。

　番組内では視聴者からの質問に答える形で、病気やけがなどがあった場合も「緊急事態セットは持っていきますが、ヘリコプターは航続距離が足りないので飛んでこれません」と説明。

　海上では洗濯ができないため、紙パンツを使用するが「一時期、１００円ショップで６枚１００円で売っていたのがなくなり、通販で探した。これも結構大変だった」と思わぬ苦労？も。すでに海上生活に備えて６日から紙パンツをはいて「練習中」とも明かし、意気込みを語った。

　辛坊氏は８日に、全盲のセーラー・岩本光弘さんと２人で大阪港を出発。福島県いわき市に寄港した後に、約２カ月かけて８１６０キロ離れた米国・サンディエゴを目指す。

　小型ヨットでの太平洋横断挑戦に備え、人間ドックを受けたところ、十二指腸がんが見つかり、昨年１２月に摘出手術を受けた辛坊氏。今年３月の会見では、「若干肺に影があって…」と気になる発言をしていたが、５月中旬には、体調について「オレは大丈夫！」と元気に語っていた。