染五郎 歌舞伎座舞台に「本能が感激した」
歌舞伎俳優・市川染五郎(40)が6日、都内で著書「染五郎の超訳的歌舞伎」(小学館)の発売記念イベントを行い、今月2日に新開場した歌舞伎座の舞台に立った心境を「本能が感激した」とを明かした。
こけら落とし公演の最初の演目「鶴寿千歳(かくじゅせんざい)」で一番初めに歌舞伎座の舞台に登場した染五郎は「自分でもびっくりするくらい、歌舞伎俳優の本能が感激してました」と感動を表現。同じ演目に出演した人間国宝・坂田藤十郎(81)ら先輩よりも先に歴史的一歩を踏んだことに「光栄な役目で、責任を感じます」と喜びながらも恐縮しきりだった。
著書は「勧進帳」や「仮名手本忠臣蔵」など歌舞伎の25演目を染五郎自身が解説したもの。実はこれ以外にも普段から物語のアイデアを書きとどめているそうで「いつかお芝居(の脚本)や小説を書くという夢も実現させたいですね」と野望を明かしていた。
