「日曜洋画劇場」4月からタイトル変更
テレビ朝日は6日、都内の同局で春の番組改編会見を開き、45年の歴史を誇る長寿番組「日曜洋画劇場」(日曜、後9・00)のタイトルを4月から「日曜エンターテインメント(仮)」に変更すると発表した。
番組はこれまで通り洋画を放送しながら、特別ドラマやバラエティーも同枠で放送していく。
同局は「大作の視聴率が取れていない」ことを明かし、「洋画を中心に放送していくが、バラエティーなどとの比率は決めかねている」と説明した。
同枠は昨年7月1日にバレエティー「とんねるずのスポーツ王は俺だ!真夏の猛特訓スペシャル」を放送。平均視聴率18・5%の好視聴率を記録していた。
「日曜洋画劇場」の前身番組は1966年10月1日に、日本初の劇場用映画放送番組「土曜洋画劇場」としてスタート。第1回放送はハンフリー・ボガード、エバ・ガードナー主演の名作「裸足の伯爵夫人」で、視聴率は14・9%だった。
テレビでアメリカ映画を放送するのは、当時としては画期的な企画だった。
解説として、映画評論家の淀川長治氏が第1回から登場。「さよなら、さよなら、さよなら」という名言もこの番組から生まれた。
67年4月9日放送から、放送枠を日曜日に移動。「日曜洋画劇場」として新たなスタートを切った。
