シンガーソングライターのスガシカオがデビュー１６周年の記念日となる２６日、自身のブログで、ファン、関係者への感謝の言葉を述べるとともに、「この１６年の中で、今が売り上げ的にも、知名度的にも、活動の幅も、本当に最低の崖っぷちだと思う」と苦悩する心境を吐露した。

　スガは１１年１０月、デビュー時から所属していた事務所から独立。メジャーレーベルからも離れた。現在はマネージャー業も自分でやっていることをブログなどで明かしている。

　１９９７年２月２６日にシングル「ヒットチャートをかけぬけろ」でデビューして１６年。この日、ブログで「皆様のおかげで、スガシカオは本日デビュー１６周年を迎えることができました」と感謝し、「一昨年、事務所や大手のレーベルを辞め、たった一人でいちから自分の音楽を、そして音楽を届ける行為自体を見つめなおし、たくさん考え、たくさん戦い、たくさん失敗して、ようやく今年ひとつづつ駒が動き出しました」と、独立から１年半でようやく自分の音楽と音楽の届け方が実を結びつつあることを報告。

　「正直いって、この１６年の中で、今が売り上げ的にも、知名度的にも、活動の幅も、本当に最低の崖っぷちだと思う」と告白した上で、「でも、絶対這い上がってやる。２０周年の時には、ここまで登ってきたぜ、みんな！！って、絶対叫んでやる！！おれは絶対屈しない」と力強く誓った。

　スガは２６日に東京・中野サンプラザホールで１６周年を記念したコンサートを開催。４月１３日には２年ぶりとなるニューシングル「アイタイ」が発売されることが決まっている。