桂福團治 3月に藤本義一さん追悼公演
落語家の桂福團治(72)が23日、昨年10月30日に他界した故藤本義一氏(享年79)の追悼公演「桂福團治の会~『鬼の詩』が聴こえる」(3月1日 天満天神繁昌亭)を行うことになり、大阪市内で会見した。
福團治は33歳の時、藤本さんの直木賞受賞作「鬼の詩」の映画で主人公を演じた。「藤本先生に“演じるな、なり切れ”と言われた」と当時を懐かしんだ。いまや十八番の「ねずみ穴」も「東京ものを大阪に持ってきたので、地名を吉原を新町にするとか、アドバイスをもらった」といい、「人生の師匠でした」。
当日は、落語会のほか、藤本さんの妻でタレントの統紀子さん(77)、葬儀委員長を務めたイラストレーターの成瀬国晴氏(76)らが出演し思い出を語る。
