トニー・スコット監督 飛び降り自殺

 映画「トップガン」や「デイズ・オブ・サンダー」「ビバリーヒルズ・コップ2」などの大ヒットで知られるトニー・スコット監督が19日、ロサンゼルスの橋から飛び降り自殺した。68歳だった。目撃者によると、スコット監督は午後0時半ごろ、橋のフェンスを登り、飛び降りた。

 CNNやAP通信などによると、遺体は午後4時半ごろ収容されたという。目撃者の1人は、「なんのためらいもなく飛び降りたように見えた」と証言している。

 湾岸警察はスコット監督の愛車、黒いプリウス(トヨタ)の中から遺書とみられるメモを見つけたという。

 スコット監督が飛び降りた「ビンセント・トーマス・ブリッジ」はアクション作品の撮影スポットとして有名で、ロングビーチとサンペドロ港を結ぶ橋。短い橋だが、カーブや急な坂があり、「チャーリーズ・エンジェル」や「60セカンズ」などもこの橋で撮影された。多くの悪人が劇中で飛び降りた橋で、数多くのアクション作品を生み出した名監督が自ら命を絶った。

 兄リドリー・スコット監督とともに、米映画界を代表する監督だったトニー・スコット氏。トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた「トップガン」をはじめ、「デイズ・オブ・サンダー」(トム・クルーズ主演)などで知られた。2010年にはデンゼル・ワシントン主演の「アンストッパブル」(日本公開は11年)を撮影していた。

 「ビューティフル・マインド」「アポロ13」「ダ・ヴィンチ・コード」などで知られる名匠ロン・ハワード監督はツイッターで「悲劇の日だ」と哀悼の気持ちをつぶやいた。

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