10月１日にスタートするＮＨＫ連続テレビ小説「純と愛」のヒロイン・夏菜らが31日、大阪市内の同局で会見。クランクイン１週間前の５月中旬から大阪でマンションを借りて生活している夏菜は「撮影が楽しくて楽しくて。休みがあると、私大阪で（１人で）何したらいいの？ってなっちゃう」と元気いっぱいに話した。

　３月のヒロイン決定の記者会見で、最終テストと聞かされて大阪に行ったら「合格です」と言われたサプライズエピソードを披露し、その時の心境を「なんじゃこりゃ！？」とユニークに表現した夏菜。この日の会見でも、風間俊介と純（夏菜）をめぐり“三角関係”となる城田優が「ぼくは純が大好き（な役）なので、カメラが回ってないプライベートでも、風間君と夏菜さんを取り合ってます」とリップサービスすると、「本当、幸せだなあ～私！」とノリノリで合いの手を入れてニンマリ。物語の序盤の『（ホテルの）ベルガール』という役柄設定にも、「ベルガールって何ですか？荷物運んだりする人って、私、知らなかったんです。この（ベルガールの）帽子も最初すごい恥ずかしかった！」とあっけらかんと話すなど天然っぷりも披露した。

　さらに共演の吉田羊からは「純ちゃん（夏菜）はほんっとに予想つかないお芝居をしてくるんで、私は精一杯ついていってます」と“暴露”されるなど、フジテレビ系バラエティー「ピカルの定理」で身に付いたコメディエンヌぶりと生まれ持った天然キャラで、新しい朝ドラヒロイン像を作り上げているようだ。

　沖縄・宮古島育ちのヒロイン・純が就職した大阪の一流ホテルのセットもこの日、取材陣に公開された。「大阪での朝ドラでは史上最大」（山本敏彦チーフ・プロデューサー）と胸を張るもので、広さは１５３坪と巨大。通常なら５セット作れるスタジオに、１セットだけを作ったという豪華版となっている。