卓球女子団体、決勝まで中国回避を確信

壮行会のイベントで抽選箱のくじを引く伊藤美誠
2枚

 リオデジャネイロ五輪の卓球女子日本代表・伊藤美誠(15)=大阪・昇陽高1年=らが6月30日、大阪市内のホテルでNPO法人大阪卓球協会主催の五輪壮行会に出席した。3月の世界選手権団体戦で2大会連続の銀メダルを獲得した祝賀会も兼ね、メンバーの若宮三紗子(27)=日本生命=も参加した。壇上で女子日本代表の村上恭和監督(58)は日本独自のデータ班の計算により、本番での団体戦女子ランクは、2位が確定したことを明かした。

 正式発表は8月ながら、「最後のワールドツアーで選手の体調も成績も良くなく、無理かなと思ったら、(2位を争った)ドイツとシンガポールも負けた。(計算は)99パーセント確か。これで2位じゃなかったら抗議する」と監督。2位ならば、12年ロンドン五輪同様、同1位で金メダルの中国戦は決勝まで避けられることになる。

 “朗報”は先週の韓国オープン中に代表選手にも伝えられた。2位に入るため、厳しい日程の中、国際大会に出続けポイントを重ねてきた。伊藤は「ギリギリでしたけど2位。ホッとしましたね」と、安どした。一方で「何位だろうが、本番でしっかりメダルが取れないと意味がない」と気を引き締めた。「最低でも銀、最高なら金。いい色のメダルを持って帰る」と誓った。

 また、同監督は計算により、女子単で石川佳純(全農)が第4シードに、福原愛(ANA)は第5~8シードに入ることも明言。「第1、2シードは中国の選手、第3シードはシンガポールの選手。福原は(順当なら)準々決勝で中国選手と当たる。2人が中国人に勝って決勝で当たるのを期待したい」と、話していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス