日本と世界の差、やはり高さとパワー

 「バレーボール男子・リオデジャネイロ五輪世界最終予選、日本0-3オーストラリア」(2日、東京体育館)

 日本はストレート負けしたことによりリオ五輪出場が消滅した。残り2試合をストレート勝ちしても、勝ち点・セット率の関係で出場権を得られる4位以内に入る可能性がなくなった。日本バレーボール協会の小田勝美男子強化委員長は辞任する意向を示した上で、20年東京五輪を見据えた男子チームの強化策には「この短期間で2メートル級を育てていかないといけない」と、高さとパワーで貢献できる選手が必須だという見方を示した。

 日本バレーというと、コンビネーションやスピードで世界の高さに対抗する、というコンセプトが一般的にイメージされていたが、小田強化委員長は自身が就任した2年前から「山の中から2メートルを探そうというかけ声でやってきている」と大型選手の育成に力を注いできたことを強調した。

 日本協会は20年の東京五輪や未来を見据えた強化計画「Project CORE(プロジェクトコア)」を14年に立ち上げた。特に東京五輪で活躍できる選手を育てる「Team CORE(チームコア)」を設け、男子では石川祐希、柳田将洋、出耒田敬といった今回の最終予選にも出場した選手が選出、育成されてきた。

 小田強化委員長は「他のバレーの専門家は180センチでもどんなボールでも拾いまくるとか、ミラクルサーブを打つんだという考え方があってもいい。ただ私は高さとパワーの勝負だと思っております」と持論を述べ、高さとパワーで世界と互角に渡り合う人材育成を継続すべきと述べた。

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