男子バレー 石川、初戦に「のまれた」

第3セット、得点に喜ぶ石川(左)=東京体育館(撮影・棚橋慶太)
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 「男子バレー・リオデジャネイロ五輪最終予選、日本3-1ベネズエラ」(28日、東京体育館)

 日本が第1セットを落とした後で3セットを連取し逆転勝利したが、若きエース石川祐希(20)=中大=にとっては課題の残る最終予選初戦となった。チーム2番手の19得点(スパイク15本、ブロック2本、サービスエース2本)を挙げたものの、第1セットから硬さが目立ち、サービスは14本中7本をミス。「最終的に勝てたので良かったです」と胸をなで下ろした。

 開始直後からスパイクがブロックされてしまうなど、うまく試合に入っていけなかった。第1セットで1枚ブロックを決めたり、第2セット以降からチームの調子が上向くのにつれて石川のスパイクも決まっていったが、本人としては満足できる内容ではなかった。

 五輪最終予選という独特の雰囲気もあり、「緊張はしなかったですけど、いつも通りのプレーというのはできなかったので、雰囲気にのまれたりというのはあったと思います」と、いつもと違う自分を自覚していた石川。尻上がりに調子を上げたことについては、「1セット目、技術に関しては心配していないので、気持ちの部分で入りを意識し過ぎた部分がありました。2セット目から切り替えてできたのかなと思います」と振り返った。

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