12年五輪の5競技、23人陽性 ロンドンで採取検体、再検査

 【ロンドン共同】国際オリンピック委員会(IOC)は27日、2012年ロンドン五輪のドーピング検査で採取した265件の検体を最新の分析技術で再検査した結果、5競技で6カ国・地域の計23選手が陽性反応を示したと発表した。予備のB検体も陽性で違反が確定すれば、8月のリオデジャネイロ五輪に出場できない見通しとなった。現段階で選手名は公表していないが、関係の国内オリンピック委員会(NOC)に近く通知する。

 IOCのバッハ会長は「違反者はリオ五輪から排除したい。こうした再検査の結果はドーピングと断固として戦うわれわれの決意を示している」とコメントした。

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