「バレーボール　リオデジャネイロ五輪世界最終予選兼アジア予選女子大会　第６日」（２１日、東京体育館）

　負ければリオ五輪の可能性が消滅する５位タイは、２位の韓国とのフルセットの死闘を３－２で制し、崖っぷちで踏みとどまった。

　韓国のパワーと高さに苦しめられ、第１、２セットを落としたタイだったが、ここから執念を見せた。持ち前のスピード溢れるコンビバレーで韓国に食らいつくと、第３セットは２９－２７で奪い、反撃。第４セットも一進一退の攻防を２６－２４で制すと、最終セットは１５－１２で大逆転勝利を飾った。

　１８日の日本戦では、最終セットで１２－６とリードしながら、今大会から導入された情報端末による選手交代やチャレンジの申請が上手くいかず、ラッチャタギャングライ監督の主審への抗議や遅延行為で、２度のレッドカードをもらい２失点。悪夢のような大逆転負けを喫したが、２０日のカザフスタン戦は３－０で快勝するなど奮闘を見せている。

　ただ、同日夜の試合で日本がイタリアから２セット取れば、日本の五輪出場が決まり、タイの可能性は消滅する。