正代、デビュー13場所目初の負け越し

 「大相撲夏場所・11日目」(18日、両国国技館)

 東前頭2枚目の正代(時津風)が琴勇輝(佐渡ケ嶽)に突き出され8敗目を喫し、デビュー後、13場所目で初の負け越しとなった。

 「場所前から厳しい感じはしていた。11日まで粘れた。ストレートじゃない。一番でも勝って番付を落とさないように。負け越したからって何かが変わるわけじゃない」と、悔しげに振り返った。

 初の上位総当たり戦は初日から6連敗を喫した。「もう少し何かできたんじゃ、と心残りはある。横綱、大関に勝てなくても来場所につながる相撲が取れたら良かったけど、手応えもなかった」とため息しかない。

 経験を生かし次こそ、雪辱を期す。「課題だらけだけど、違う見え方した。(上位と当たる地位に)戻ってこれたら」と前を向いた。

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