100キロ超級代表は準決勝敗退の原沢

 「全日本柔道選手権」(29日、日本武道館)

 決勝は王子谷剛志(旭化成)と上川大樹(京葉ガス)の対戦となり、王子谷が合わせ技で1本勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。リオデジャネイロ五輪100キロ超級代表候補の原沢久喜(日本中央競馬会)と七戸龍(九州電力)はともに準決勝で敗退した。

 柔道男子の五輪代表は6階級がすでに決定していたが、全日本柔道連盟は決勝戦後に強化委員会を開き、最後の7枚目の切符、男子100キロ超級の代表に原沢を選んだ。

 全日本男子・井上康生監督は決勝戦後、代表候補の2人が準決勝で敗退したことを踏まえ、「代表争いをすることで動きが硬くなっていたが、オリンピックではこれ以上の緊張感がある。その上で代表に選ばれた者は準備をしなければと、あらためて危機感を覚えた。オリンピックで勝つ選手になれることを基準に(代表を)選考したい」と語っていた。 一方で日本一に返り咲いた王子谷はインタビューで、「最近は調子が悪くて苦しい思いをしたが、この大会に向けてきた。去年負けたから今年があった。去年の12月には事実上オリンピック(代表)はないと言われ、それを受け入れながら、そういう思いを振り切ってやりました」などと話した。

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