完全Vの青学大 10選手喜びの声
「箱根駅伝・復路」(3日、箱根~大手町=5区間)
青山学院大が連覇となる2回目の総合優勝を果たした。往路に続き、復路も6区から10区まですべて首位を守り抜き、77年の日体大以来39年ぶり、史上12回目の往路・復路の完全優勝を果たした。総合タイムは10時間53分25秒だった。チーム全員が高いパフォーマンスを発揮しての連覇に、競技後のインタビューで喜びを語った。以下、全10選手の優勝コメント要旨。
【往路】
▽1区 久保田和真(4年) 「青山学院を選んだ理由として優勝させたいというのがあった。良かったです。チームメートも監督もそうで、けがばかりしていたのにつかってくれて、信じてくれた皆さんに感謝したいです」
▽2区 一色恭志(3年) 「久保田さんがトップで持ってきてくれたので、2位に落ちるわけにはいかなかった。トップをキープして秋山にわたしてやろうという感じで走りました。(今後の目標は)今年の東京マラソンに出走することと、3年生の秋山にたすきをつないで、秋山もうまく走れたので、来年も駅伝参加を目指して頑張っていきたいと思います」
▽3区 秋山雄飛(3年) 「一色は同じ3年生の中でも最前線で走ってきたので、自分も快走して安心させてやりたいなというのがあった。2年間箱根で走りたいと思いつつかなわなかった夢だったので、今日の朝起きて『俺走ったんだ』と。やっと実感がわいた気分でした」
▽4区 田村和希(2年) 「テレビで見ていても秋山さんがあんな笑顔で走っているのは初めてだったので、(中継所で)ガッツポーズしてくれたのでそれに返して走りました。今年1年間うまくいかないこともあって、あまり成長していない部分もあるんですけど、3年目は同級生と力を付けて上の先輩を超えられるような存在になりたいです」
▽5区 神野大地(4年) 「今年はチーム全員で本気で狙いにいって勝つ事ができたので昨年以上の喜びを感じています。まわりの4年生が僕の穴を埋めてくれて、チームをまとめてくれたので、監督と4年生に感謝の気持ちでいっぱいです。自分の人生を変えてくれた大会だなと思うので、山だけではないところを自分は証明していきたい。実業団でマラソンだったりというところで上を目指していきたい」
【復路】
▽6区 小野田勇次(1年) 「往路の先輩も復路の先輩もとても強いので、自分が変な走りをしても勝ってくれるかなと思いました。後輩を引っ張っていけるような先輩になっていきたいなと思います」
▽7区 小椋裕介(4年) 「1年目に比べると自分が勝負をできる区間ということで成長できたと思う。一緒にやってきた学年のみんながいつも7区は応援はいないんですけど、無理やり間に合わせて途中にいてくれた。それが力になりました」
▽8区 下田裕太(2年) 「区間新を狙いたい気持ちもあったんですけど、気温が高かったので、あとは後ろをどれだけ差を広げられるかを考えて走りました。(自分に)100点はあげてもいいのかなと思います」
▽9区 中村祐紀(2年) 「(箱根駅伝の)メンバーを勝ち取れたけど、区間7位で、優勝はうれしいけどチームの仕事ができず悔しい。箱根の借りは箱根で返すしかないので、残り2年あるので3連覇、4連覇できるように借りを返したい」
▽10区 渡辺利典(4年) 「(たすきは)汗で冷たいなと(感じた)。絶対これ、つないでやらないと(と思った)。僕がここで終わらせるわけにはいかないという使命感がありました。最高ですね。一生ない経験なので、最後の学年で皆に迎え入れてもらって、最高のゴールでした。いい試合でした」





