渋井陽子 “レジェンド”認定

 16年リオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねる第1回さいたま国際マラソン(さいたまスーパーアリーナ発着、42・195キロ)に出場する招待選手の記者会見が13日、さいたま市内で行われた。

 前日本記録保持者の渋井陽子(36)=三井住友海上=は今大会が20回目のマラソン。ジャーナリストの増田明美さんから「最近の渋井さんはサッカーのカズ(三浦知)さんみたいでいいなと思う」と、“レジェンド”認定されると、照れ笑い。ただ、増田さんから「Qちゃん(高橋尚子さん)や渋井さんが2時間19分台を出して、頑張っていた時代から、今の状況を見てどう思いますか?」と、伸び悩む日本女子の現状を問われると、「言いにくいなぁ~」と言いつつ、語り始めた。

 自身や土佐礼子さんらがチームをけん引した時代を振り返りながら「練習にしてもやっぱり言われてしてる感じがする。うちのチームを見てて思うんですけど、言われなきゃできない子が多い。うちの全盛期は、何の指示もなかった。みんなジョグに行ったら帰ってこなかったし、あの人がやってるなら負けられないっていうのがあった。故障しても、考えることがない」と、バッサリ。「愚痴ばっかりになっちゃった。今度飲みましょう」と増田さんを誘い、締めくくった。

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