Rain Tree橋本真希 制作の油絵 あす開幕の展覧会でお披露目「いろんなことを感じ取ってもらえたら」

 ガールズグループ・Rain Tree・橋本真希(28)が、1人の「作家」として絵画の制作に取り組んだ。東京芸術大学の学生9人とのアートプロジェクトとして開催する展覧会「雨の日の星空」(18日から東京・南青山Gallery Blue 3143)でF30号(91センチ×72・2センチ)の大作がお披露目される。油絵未経験からアイドル活動と並行して描き上げた力作で込めた思いを明かした。

 ブルーを基調とした作品は完成に近づいていた。橋本は「イメージは決めていました。お花をモチーフに使ったものを多く描いてきました。今回の作品は見てくださった方にいろんな捉え方をしてほしいです。いろんなことを感じ取ってもらえたらという気持ちです」と心境を語った。

 作品には普段のアイドル活動で感じたことも反映された。最新の5作目シングルに収録されている「台風の夜」はフリーライブで2500人動員を達成して自分たちでつかんだデビュー後、初の全員歌唱曲で「グループとして前に進めた気がした」と作品を描いていた期間は心も晴れた時だった。

 「『台風の夜』など自分たちのグループの曲を聴きながらイメージや構想を練ってきました。楽曲に影響された部分もありますし、この作品は舞っていく感じを表現し、もっと進んだ新しい自分に移り変わる変化を描こうと思っています」

 同企画は、橋本の「絵を描くことが好き」という純粋な気持ちが原点にある。本格的な制作経験がない中で1人の「作家」として油絵に挑み、芸大生からもレッスンを受けて1から取り組んで本格的な作品となるまでにつなげた。「油絵は乾くまで重ねて描けるので、自分で時間を決めないと終わりがなかった。奥深くて探求し続けられて初心に返ることができた」と過程を振り返った。

 現役アイドルとしては異例の制作した絵画を最終的にオークションへ出品することも発表されている。落札額から手数料と諸経費を差し引いた額を同大学へ寄付することも決定。「今回、貴重な機会をいただき、学ばせていただきました。才能あふれる皆さまの役に少しでも立てたらうれしいと思います」と恩返しの一作にもなる。

 今年はRain Treeとして東京・Zepp DiverCityでのワンマンコンサートを成功させた。「絵画を通してもっとたくさんの方にグループのことも知っていただきたいし、好きになってもらいたい」。今回の芸大企画で新たなファン層の獲得も期待する。

 「早く武道館にも立てるようになりたい」と目標も改めて明確にした。その上で「自分の絵を使ったグッズとかも出してみたいです。たくさんの作品を描いてイベントなどもいつかできるようになれたらうれしい」と熱望した。

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